救急医療の改善案

救急の現場がすごいことになっているのは以前から指摘されていた。
(参考:パラメディック119http://www.paramedic119.com/)
さらに、その患者を引き受ける病院の方も大変な状況にある。
原因ははっきりしている。「本来の目的に沿わない利用」である。
タクシー代わりに救急車を利用する人、待たなくていいからと夜間病院に受診に来る人が後を断たないらしい。
本来、救急車や救急病院は「いますぐ医者に診てもらわなければならない人」が利用するためのものである。
なのにこんな使い方をされたら、本当に必要な人が使えなくなってしまう。

対策案はいろいろ考えられてきた。たとえば「救急車は有料にし、夜間診療は割り増し料金を取る。」というもの。本当に救急医療が必要だった場合は返還してもいい。
ただこれだと、「本当に必要な人が(有料のため)二の足を踏んでしまう」可能性がある。「貧乏人は死ねというのか」と批判する人も出てきそうだ。

なので、それらの問題を解決する為の案を考えてみた。日記のタイトル通り、完全な妄想であるが、もしかしたらひ解決策になるかもしれない。

救急医療に関して次のように立法化してしまうのだ。
・医師、(中略)及び救急救命士(以下、医師等という)は、救急医療の目的に反する利用と判断した場合、その者に相当な注意を与えなければならない。
・前項の注意を受けたものが、さらに救急医療の目的に反する利用を行った場合、医師等はその者について所轄警察署に届け出なければならない。
・前項の報告を受けた司法警察職員は、その者に対して相当の注意を与えなければならない。

…どうですか?
タクシー代わりに救急車を利用したら、救急車が来てから病院を出るまで、関係者に文句言われまくる。「こんなに文句言われるぐらいなら次はタクシー使おう」ってぐらいに。
それでもめげない人は、警察に呼び出し食らって怒られるの。たぶん、嫌になってくれますよ。
(警察の呼び出しを無視したら過料の制裁を与えてもいい)

もちろん、医師等が「怒らなかった」からといってなんの罰則もありません。「法令に定めたる行為」にすることによって、「こんなことで文句言うなんて!」という逆ギレを封じるとともに、何が起こっても医師等の責任にしないことが目的ですから。