因縁の対決

プロ野球が開幕してから今日で16試合を終えたんですが、我等が阪神タイガースは中日に連敗、横浜戦から合わせると今季二度目の三連敗でとうとう借金が3になってしまいました。現地観戦はおろかテレビ観戦すらできない状態なので結果だけ見て一喜一憂しているだけなのですが、負けが続くとちょっとへこみます。巨人が調子よく首位快走しているだけになおさらですね。
プロ野球の1カードは3試合で1セットが多いですから、私は借金や貯金について「3」を一つの目安としてみてしまいます。「三タテすれば5割復帰」「三タテ喰らってもまだ5割」という感じですね。その借金3に到達してしまったわけですから、次はなんとしても勝って「三タテしても5割に届かない」という状況は回避してもらいたいです。
さて、この阪神の状況について、ついにこんな記事がでました。

セ・リーグ、中日2−1阪神、3回戦、中日2勝1敗、21日、ナゴヤドーム)言わせてもらう!! 阪神・坂井信也オーナー(61)が21日、浮上の兆しが見えない真弓阪神に猛ゲキ。「意味のないミスをなくせ」、「五回までにリードを」と進軍ラッパを鳴らした。だが、チームは中日に1−2で逆転負け。2連敗で借金2。ズルズルいったら、あきまへんで!!
(記事自体は今日の記事ですが、発言自体は昨日のもの)

注文と言っても采配批判とかではないんですが、オーナー自ら監督にゲキです。新監督の一年目だけにもうちょっとゆっくり見守るかと思っていたんですが、まあこれもオーナーのチームを思う気持ちの表れでしょう。オーナーから注文がつくぐらいですから、ファンの間では以前から真弓新監督に対する采配批判は湧き上がっていました。阪神公式サイトの掲示板でも真弓新監督に対する批判が散見されます。

(会員でなくても読めるので興味のある方はそうぞ。但し、ファンを装ったアンチの書き込みと思えるものも散見されますので、その点ご注意下さい。)
まあファンにとっては采配批判も楽しみのうちですし、自分の好みの問題だけで愚痴っている場合も多いでしょうから真面目に読む必要はないんですが、もしこの調子が続けは監督退任、そして「岡田監督に戻せ!」という声がファンの間から上がってくるのではないかと思います。
私は監督の采配を云々できるような人間ではないのですが、ネタ的にはやはり岡田監督の方がいいなあと思っています(真弓新監督には失礼ですがあくまでネタ的なものでw)。というのも、巨人が原監督だからw。
巨人の原監督と阪神の岡田元監督はほぼ同期で(岡田元監督が1979年にプロ入り、原監督はその1年後にプロ入り。)、阪神巨人という12球団の中でも特に人気のある球団の大物新人ということでかなり比較されていました。といっても、「好っきゃねん」という歌(正確なタイトルは忘れたというか元から憶えていない。30年ぐらい前の曲で、関ジャニじゃないよ。)の中で「男前の原よりも、三枚目でも岡田君や!」と歌われていたり、紳竜の漫才でネタにされたりと、主に野球外のことででしたが。そういうことで、岡田阪神対原巨人というのは私的には結構面白い対戦の一つだったんです。
まあ岡田元監督が阪神監督に復帰するなんてそう簡単には起こらないでしょうから(大体、真弓新監督に失礼だし)それはもう諦めるしかないんですが、阪神岡田監督対巨人原監督以上に見てみたい因縁の対決があるんです。それはズバリ、阪神小林繁監督対巨人江川卓監督!
すごい因縁ですよこれは。両者共に阪神巨人両方のOBでもありますし(阪神江川と巨人小林のトレードだったから当たり前だが)、当時のことを覚えているファンは注目するでしょう。
小林繁氏については現在日ハムの二軍投手コーチですが、タイミングさえあえば阪神監督になることはありえると思います(もちろん簡単な話ではありませんが)。問題は巨人江川監督の実現可能性ですが、こちらはとてつもなく低そうです。なにしろ現時点で巨人監督については、原−高橋由−阿部のラインで固まっていると言われてますし(あくまでファンの間でですが)、そうでなくとも巨人は生え抜きでない監督を起用することはあまりしない球団です。ちょっと前に星野氏を巨人監督にという話が出たとき、巨人ファンの間で反対意見が山のように出たようですし。
まあ江川氏に関しては実質巨人の生え抜きじゃないかという気はしますが(なにしろプロ野球カルトクイズに「江川の阪神時代の背番号は?」というものがあったぐらいですから。わかるかそんなもん。大体、江川氏は阪神のユニフォームに袖を通したことがあるのか?)、それでもやはり高橋由選手や阿部選手といった純粋な生え抜き選手と比べれば「他の球団からトレードで来た」という事実は覆せないわけですし。
一度でいいから見てみたいんですけどねえ…