トンデモ(元)国会議員

good2ndさんのブログ経由で知ったのだが、前回のエントリーで言及した国会議員の上を行くトンデモ国会議員(正確には「元」国会議員)がいることを知った。元衆議院議員城内実氏である。good2ndさんが言及した彼のブログの記事は以下。

good2ndさんが「引用するのも憚られるほどの、まさに下劣極まりないエントリ」と評するのも納得の内容である。URIを見るとネタでやっているんじゃないかと思いたくなるが(そう信じたいが)、流石にそれはないだろうな。
それにしても、お下劣さを差し引いたとしてもなお残る、この内容のトンデモさというのは驚くしかない。(元)国会議員であるならば、自らが言及しようとする法律の内容、そしてそれが社会に与える影響ぐらい正しく認識してほしいものである。以下は上記エントリーからの引用であるが

今回の国籍法の改正案も、未婚の日本人男性と外国人女性の間に生まれた子について、父親が認知さえすれば日本国籍を容易に取得できる内容であり、(1)DNA鑑定を必要とせず、(2)罰則も一年以下の懲役又は20万円以下の罰金と極めて軽く、合法的な人身売買・児童売春が可能となり、本来日本国籍をもつべきでない者にも容易に国籍が付与される。

(強調は引用者による。はてなでは使えないためISO-2022-JP規格外文字を変更しています。)
前段部分からして十分にトンデモなのであるが、強調した箇所が秀逸だ。「合法的な人身売買・児童売春が可能となり」って、どうやったら出来るんだそんなもの。例としてあげられている文章を読むに(引用するのがあほらしくなる文章なので、内容は各自リンク先を見てご確認ください。)、もしかするとこの方、自分の子供に対してなら虐待しようが売春させようが合法と考えているのだろうか。帰国子女だけに日本の法律には疎いようである。
彼は、自分自身について「どうも城内実はインターネットの世界では保守派(しかもかなりのたか派?)扱いされているようだが、おそらく、私が欧米人であったらむしろ中道左派(リベラル)に属すると思う。」(ここ)と評しているが、私にはたか派でなくばか派に見えて仕方がない。
ちなみに彼は、郵政民営化法案に反対したために刺客をおくられ748票差で落選したそうである。郵政民営化法案に反対してくれてありがとう。