安田弁護士に逆転有罪判決

http://www.asahi.com/national/update/0423/TKY200804230140.html

 山口県光市で起きた母子殺害事件で被告の主任弁護人を務めた弁護士の安田好弘被告(60)が、98年に強制執行妨害罪で起訴された事件の控訴審で、東京高裁(池田耕平裁判長)は23日、一審・東京地裁の無罪判決を破棄し、安田弁護士に罰金50万円(求刑懲役2年)を命じる判決を言い渡した。

高裁は何をどう判断して有罪判決を下したのでしょうか。続報を待ちたいところです。
とりあえず、この判決を支持する人は、自分の会社が債務超過に陥ったとき、なんとか生き残ろうとすること、そのために弁護士等にアドバイスをもらうことができなくなること、以上の可能性を危惧してください。


追記
Yahoo!ニュースのコメント欄、レベル低いな。まともなこと書く奴おらんのか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080423-00000056-mai-soci

昨日の光市事件裁判、そして今日のこの高裁判決。
これまで一部メディアが糊塗してきたこの男の下劣さが、ようやく明かされつつあることに安堵する。

目的のためには手段を選ばない、己の主義主張と異なる言論は封殺する、肩書きをちらつかせて弱者を恫喝する、進歩的・科学的を装って社会の不安を煽る。。。

良識ある国民の大多数は、これらがこの男の常套手段だということに気づいている。

裁判員裁判が始まったら法廷で言ってやろう。
「この弁護士の言うことだから信用できない」と。

これが98点だって。


追々記
追記したYahoo!ニュースのコメント、150点超えました。もうね、Yahoo!\(^o^)/オワタ。
東京新聞の解説がかなり厳しい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008042402006093.html

<解説> 強制執行妨害罪に問われた弁護士安田好弘被告に対する東京高裁判決は、罰金刑とすることで新たな不利益を科さない代わりに弁護士に有罪の汚名を着せる形になった。
 一方で、高裁は検察側が描いた事件の構図を崩し、共謀共同正犯ではなく、ほう助にとどまるとの結論を導いた。共謀を認めた上で量刑で差をつける判例が多く、判決の理論構成に「唐突な印象を受けた」(弁護団)との指摘もある。
 来年から施行される裁判員制度では、捜査段階の調書よりも法廷でのやりとりが重視される。しがらみのない裁判員ならどんな結論に導くか、という視点をプロの裁判官は持つべきだろう。
 被告は実行行為から五年半以上たって逮捕された。罰金五十万円で済む罪で三百日近い拘置を強いるのは“人質司法”と批判されても仕方がない。ある検察関係者は「厳罰化の流れを進める法務・検察にとって、死刑廃止を唱える安田弁護士を黙らせたいという本音はあるだろう」と推測する。
 異例の捜査の背景にこうした思惑があるなら、国民参加を間近に控えた司法の信頼を検察は自ら損ねているとの非難は免れない。 (寺岡秀樹)