これが脳内事実というやつか

新年一発目のエントリーのコメント欄に、いろいろわらわらと(NATROMさん曰く、いい感じで)湧いているんですが、こんな過去に一連のエントリーで言及したブログを一覧にしただけのエントリー(ネタが思いつかなかったからなのだが)でこんなに湧いてくるのか不思議なものですが、さらに★厳選!韓国情報★というブログのコメント欄で紹介頂いたりもしました。で、その紹介の際に添えられた一文がまたふるってまして、

Unknown (Unknown)
光市母子殺害保険の犯人福田孝行を擁護するブログ
http://d.hatena.ne.jp/sci98/20080106#c
だれかこいつをコ○してください
(引用者注:原文ママ)

まあ、いろいろ文章を書いていると誤読されることはあります。なにせ自分も同じような言い回しを使っていながら誤読するような人もいるぐらいですし、「どんなに文章読解力の低い人であろうと誤読されない文章を書く」なんてのは不可能です。
…でもね、言ってもいないことを、さも言ったかのようにいうってのは、そういう「単なる誤読」とも違いますよね、やはり。なんなんでしょう、これ。


私はいまだかつて、光市事件被告人を擁護したことはありませんし、これからも擁護する気はありません。もちろんどこかの自称一般人のようにヒステリックに死刑死刑と叫ぶ気もなく、単に「適正な手続に従って処遇されるべき」と思うだけです。その適正な手続の結果、死刑になっても同情する気はありません。そりゃあ適正な手続が守られないようなことがあれば断固異を唱えさせてもらいますが(たとえば裁判もせずに即刻死刑とか)、それは光市事件がどうのこうのとかいうのとは、まったく別の話です。なのになぜ「光市母子殺害保険の犯人福田孝行を擁護するブログ(くどいようだが原文ママ)」と思う人がいるんでしょうか。
ちなみにこのように、言ってもいないことをさも言ったかのように主張する人を見たのは初めてではありません。少ないながらも確実にいるわけです。ある意味尊敬すべき空想力ですが、残念ながら世の中の役に立つ方向には使っていないようです。なにか役に立つ使い道はないですかね?