懲戒請求その4

光市事件弁護団への不適切な批判を行うブログは結構あって、いろいろと見てきたのだが、中には「不満に思っているのはわかるのだが、何が言いたいのかさっぱりわからない」というブログが結構ある。


>この弁護士は「広島高裁の公判で非常識な主張をし、被害者の尊厳を傷つけた」
まあ、普通の感覚の人ならそう感じるだろうよ。
>懲戒請求を受けていた弁護士は「当然の結論だが、早く議決していただいた弁護士会には感謝したい」
当該弁護士も弁護士会もどちらも厚顔無恥だな。自分たちだけで納得しても、世論は納得していないことにも気づかない。気づいていても気にしない。被害者の痛みや苦しみなどケンチャナヨかよ。
>仮に関係者の感情が傷つけられても正当性は変わらない
>東京弁護士会が「正当な刑事弁護活動の範囲内で、懲戒しない」と議決していた
日本の弁護士なんてこんなもんか。立派な人もいるかもしれないが、クズみたいなやつのほうが圧倒的に多いに違いない。マトモなひとが大勢なら自浄作用が働くものだが、そんな気配は日弁連にはみじんも感じられないからな。
(引用者注:引用内引用文は毎日新聞の記事より)

とにかく東京弁護士会の判断に不満があるのはわかるが、その判断のどこがおかしいのかがごっそり抜けている。ろくに考えずに言い散らかされた底の浅いたわごと(引用ブログの著者が「世論」と呼ぶもの)が納得しないからってどうだというのか。

こういうバカどもを懲らしめるのにはもっと多くの懲戒請求が必要なのかもしれないな。1億人がバカ弁護士、鬼畜弁護士を懲戒請求する必要があるかもしれん。誰かがラッパを吹いたら、ねらーや多くのブロガーが賛同すると思うよ。

…するのか?
自分の馬鹿げた物差しで他人を測ってはいけない。確かに引用ブログの著者に匹敵する馬鹿は一人や二人ではないだろうが、だからなんなんだ。自分が馬鹿を晒すのは勝手だが、他人(ねらーや多くのブロガーと呼んでいる人)をここまで馬鹿にするのはいかがなものか。
このブログのタイトルとそれに添えられた文章が以下。

worldwalker's weblog (・∀・)!ガンバレ、ニッポン!朝鮮や左巻き勢力に負けるな!
凶悪犯罪は主にヤクザと外国人の仕業です。ヤクザの60%が同和出身者で、30%が在日韓国朝鮮人です。ヤクザは犯罪を生業としている勢力です。ヤクザが社会にのさばっているのを許してはいけません。ヤクザを構成している同和や在日にももっと厳しい目を向ける必要があります。

とりあえず、著者がいわゆるバカウヨと呼ばれている人であることだけはわかる(*1)。しかしそれ以外はさっぱりだ
その点、以下のブログは「著者がなにを勘違いしてたわごとを垂れ流しているか」がわかりやすくて良い。

山口県光市の母子殺害事件で
ドラえもんが何とかしてくれると思った」という
弁護活動を展開している弁護団が懲戒されないそうだ。

懲戒されないそうだ。

…。

東京弁護士会によると、
懲戒請求を退けたのは、
「社会全体から指弾されている被告であっても、
被告の弁明を受け止めて法的主張をするのは正当な弁護活動。
仮に関係者の感情が傷つけられても正当性は変わらない」
のが理由、だそうです。

弁護士会によると、
正当な弁護活動は「ドラえもんが何とかしてくれると思った」
と、被告に言わせることだそうです。

弁護士会によると、
正当な弁護活動は「被告を守るためなら被害者を傷つけてかまわない」
ということだそうです。

仕事柄、弁護士の人にはよく会うけど、
山口県光市の弁護士集団みたいな人はいないけどね。

自分の主張と、仕事は別でしょう。
自分の主張と、真実を明らかにすることは別でしょう。

東京弁護士会によると、
正当な弁護活動は
「自分の主張を通すためには被告の存在を楯にして
 真実を捻じ曲げてもかまわない」
ということでしょうね。
違うかもしれないけど、このニュースを見た人なら
そう感じざるをえないでしょう。

頭の回転はいいかもしれないけど、
懲戒請求が殺到した理由ってのを
もうちょっと考えたほうがいいんじゃないですか、弁護士会は。

庶民は、弁護士先生たちが思っているほどアホでもバカでもないですよ。

どこを勘違いしているのかが非常にわかりやすい。

弁護士会によると、
正当な弁護活動は「ドラえもんが何とかしてくれると思った」
と、被告に言わせることだそうです。

それを言ってるのは被告人自身である。引用ブログの筆者が「言わせている」と思っているのなら、それは根拠のない思い込みである。マスコミ報道を真に受けてしまったんだろうか。

弁護士会によると、
正当な弁護活動は「被告を守るためなら被害者を傷つけてかまわない」
ということだそうです。

「被害者を傷つけないために手を抜きました」という弁護人がいたら、それこそ懲戒ものである。

仕事柄、弁護士の人にはよく会うけど、
山口県光市の弁護士集団みたいな人はいないけどね。

自分の主張と、仕事は別でしょう。
自分の主張と、真実を明らかにすることは別でしょう。

何が別なのかを理解していないのは引用ブログの著者の方だろう。
たとえ自分がドラえもんを信じていなくても(まあ信じないのが普通だ)、被告人が「ドラえもんが何とかしてくれると思った」と言って退かなければ、それにそって弁護するのが弁護人の使命である。

東京弁護士会によると、
正当な弁護活動は
「自分の主張を通すためには被告の存在を楯にして
 真実を捻じ曲げてもかまわない」
ということでしょうね。

刑事裁判における「真実追求」が、どのような方法で行われているかを知らないのだろうが、自分が言及していることぐらい少しは調べてから書いたほうがいいと思うぞ

違うかもしれないけど、このニュースを見た人なら
そう感じざるをえないでしょう。

このてのブログでよく書かれていることだが、「他人を自分と同レベルの馬鹿だと思い込む」というのはどういう根拠があってのことだろうか?

頭の回転はいいかもしれないけど、
懲戒請求が殺到した理由ってのを
もうちょっと考えたほうがいいんじゃないですか、弁護士会は。

確かに、これだけ情報を得やすいこんにちにおいて、考えの浅い馬鹿がなぜ500人以上もいるのかは不思議である。

庶民は、弁護士先生たちが思っているほどアホでもバカでもないですよ。

そりゃそうだろう。庶民は引用ブログの筆者が思っているほどアホでもバカでもない
多くの人が、上記引用ブログのように「ほうら、私はこんな思い違いをしていますよ」ということをわかりやすく書いてくれないのは残念である。わかりやすく書くのは恥ずかしいことかもしれないが、Q&Aでありながら間抜けな回答をしている人もいるのだから、それに比べればましであろう。

質問
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3319755.html​

先日、上記のような質問をさせていただいたのですが、
今回は懲戒請求しても受付けられないというお答えが
ありましたが、本当なのでしょうか?
何故、今回だけ例外でそんな対処ができるのでしょう?
確かに、橋下弁護士が公共の電波であんなことを言ったからこそ、このように多くの懲戒請求が来たのでしょうが、多くの人がただ橋下弁護士の言うことを聞いたわけではなく、多くの人は自分の考えでこの弁護士たちに異議を唱えたいと思い、橋下弁護士はその術を単に教えただけだと思います。
つまり、多くの人がこの弁護士たちに辞めてもらいたいと思っているのは紛れも無い事実だと思うのですが・・それでも、今回の懲戒請求は無視されるのでしょうか?


回答
日本の国は法治国家です
少なくとも我々国民は法に守られて生活している事を前提に考えれば・・・
誰かが何らかの過ちを犯せば法で裁けます。それは、何らかの事件で加害者が弁護士であっても同じはずでしょう
そうシンプルに考えれば子供でも意見ができるはずですよね

今回の橋下弁護士の場合は単にメディアを通して知らない方々に権利の有ることを公表したまでのこと、それを知った権利者(一部例外や被告を除く日本国民)がその権利の主張の仕方はそれぞれで誰も待ったや文句は言えません
申請が受理がされるか、されないかは先の話で申請はできます。申請することが侵害されるならば法治国家と言えません。これは最低でも守られて欲しいですよね。

話は質問の答えからはずれますが・・・
私個人的には、橋下弁護士のような人間を人間的に応援したいです
自らの職業の弱点を公表した姿勢は自らが弁護士という職に在りながら一般国民と対等に付き合って行こうという橋下さん自身の理念の表れではないでしょうか
橋下さんの芸能活動的な側面を考慮すれば造られたキャラだと言う方もいるかも知れませんが
橋下さん自身が利害的に見ても今回の発言をして近い将来は楽ではないことを予見していたはずです
ただ、今回の件で橋下さんを潰そうとする輩達から橋下さんを守ってあげなければ、また同じ事案がより過度に繰り返される恐れがあると思うのは私一個人だけでしょうか。。

質問者はなにか勘違いをしているようだが、回答者の回答がまたそれに輪をかけている。正気で書いたとは到底思えない。で、この回答が良回答20ptになっているのにまた驚かされる。まあ、OKWaveのQ&Aは使い物にならないということをわからせてくれる点で、まさに良回答ではあるのだが。


(*1)…もっといい呼び名があってもいいと思うのだが。