少女法成立に向けて

日弁連の反対にもかかわらず少年法が改正されて久しい。まあ日本は民主主義国であるから、これからもこういった方向に流れていくのだろう。
少年法は主に法に触れることをした、またはその虞れのある少年の処遇に関して定めた法律である。さて不思議なことに、少年法は存在するが少女法というものは存在しない。少年の犯罪は少年法に従って処遇されるが、少女の犯罪は成人と同じ処遇なのだ。近代社会では男女同権が原則である。なのに何故このような不平等が存在するのだろう。
もちろん全ての法律が男女を等しく扱っているわけではない。民法の待婚期間は女性のみに定められているし、刑法の強姦罪の客体は女性のみだ。しかしこれらは仕方ない。いくら社会が男女を等しく扱おうにも、人間も生物である以上どうしても同じにできない性差が存在する。待婚期間も強姦罪の客体も生物として存在する性差に基づくものだからやむを得ない。
しかし触法行為等に対する処遇については性差など関係ないではないか。たとえば、13歳以下は刑事未成年であるのでそれらの犯罪行為は本来は司法は介入できない。現在13歳以下の少年の犯罪行為に司法が介入しているのは少年法の規定によるものである。しかし少女法がない現在では、13歳以下の少女がどんな非道な犯罪を行っても司法は一切介入できない。少女による犯罪など想像できないかもしれないが、海外では例がある。
マレーシアのとある村で夜な夜な収穫庫に泥棒が入り、収穫したばかりの穀物が荒らされまくるという事件が起こった。彼らは自給自足の生活をしていたから、収穫庫が荒らされるのは死活問題である。困った彼らは、全員で夜見張りに立ち、泥棒を捕まえようと試みた。そしてある夜、ついに泥棒を捕まえた。その正体は、近くの森から出て来た一頭のオランウータンだったのである!
…って、それは少女ではなく猩々である。同じオチを二回使ってどうする。
とにかく、少女だから犯罪などしないという思い込みは厳禁である。だいたい、女の子の方がおませだと言われるように、同じ歳でも男の子よりずっと大人びている。私の配偶者など、私より十歳も若いのに私のことなど子供扱いである。しくしく。
というわけで、私は少女法制定に向けての運動を行うことにした。少女による犯罪が多発化してからでは遅いのである。やるなら今のうちにやらねばならない。といっても、この運動は慎重に行わなければならない。なにしろ少女達を犯罪者予備軍扱いしているわけだから、少女達にばれたらフェミの方々が登場してすぐに潰されてしまうだろう。
もしかしたらこんなブログでも危ないかもしれない。別にたくさんの人が読んでいるというわけでもないのだが、少女達の眼はどこで光っているかわからない。昔から言うではないか。「壁に耳あり少女に目あり」と。