北斗の拳2G

五号機の新作北斗の拳2Gが検定を通り、七月二十三日から設置開始予定となっている。五号機北斗はボーナス成立後のRT(ボーナス終了後ではない)にATを付けて、それを連チャンさせて出玉を増やすタイプの北斗の拳NEが出るのではないかと噂されていたが、そちらは残念ながら適合試験に落ちたらしい。同システムの2027が受かっており既に稼動しているから、機械割を頑張りすぎたかサミーが警察庁に嫌われているかのどちらかだろう。サミーとしては試験に落ちたからといって今月中に設置期限が来る北斗の拳SEの入れ替えを他のメーカーに掠われるわけにはいかないから、新たに北斗の拳2Gをもってきたのであろう。北斗の拳2Gはリプパン機でありながら設定6の機械割が108%と、おとなしい機械である。
さてこの北斗の拳2Gであるが、初代やSEと異なり、主人公はラオウである。通常時はラオウが画面内を歩き回る。ケンシロウに会えばボーナス確定か?通常時のバトル演出の相手は南斗五車星である。五車星相手にラオウが負けるとは考えにくいが、リハクなら落とし穴に落とされるとか、ジュウザなら黒王を奪われて逃げられるとかするのがハズレパターンなのだろう。ヒューイやシュレンはちょっと想像つかないが、もしかしたらアミバやハートのような扱いかもしれない。
肝心のバトルモードの継続はリプパン付きRTである。二種類あるチェリーが図柄RT突入図柄で、ナビが有る限りそれを外せる。ナビが切れたらバトルモードは終了するが、自力で一定数のチェリーを外せれば復活するらしい。って、早い話が怪胴王のシステムそのまんまである。
バトルモード中はケンシロウとのバトルで、主人公はラオウなのだから当然ラオウが優勢なら継続である。今まではラオウの足が見えて、さらにミカンまで持ってたりしたら絶望感を味わったものだが、それが逆になるわけだ。ケンシロウの足が見え、さらに百烈拳の構えなんかしてたら、逆に絶望感を味わうかもしれない。さて、そうなると気になる点が一つある。復活演出は誰が出てくるのだ?北斗の拳のバトルモードの究極の醍醐味は復活演出にある。ラオウの果汁100%を浴びて倒れるケンシロウ、そして終了画面。ああ終わったと思ってベットしたらリンが出てきて「ケーン!」。…北斗を打っていて一番脳汁が出る瞬間である。五号機北斗においても、これは外せまい。
復活演出がないとは思えないので、自分なりに登場キャラを考えてみた。
・ユリア
彼女が出てくれば最強である。しかし、これはないだろう。なにせ、バトル相手のケンシロウの女である。ラオウ復活演出でユリアが出てきたら、ケンシロウの立場がない。
・黒王
…まあ、もしかしたらあるかもしれない。でも、やっぱり馬だしなあ。
・トキ
私の本命はこれ。やっぱり実弟である。彼ならケンシロウの立場がないとかはないだろう。彼が復活演出で出てくるとなると逆にバトル中は出てこなくなるだろうが、それはそれでいいだろう。ケンシロウの攻撃をトキ登場で避けるラオウというのはなんか変だし、ラオウの攻撃をトキで避けられるのも嫌だろう。

というわけで、私はトキではないかと思うのだが、実はもう一人候補がいる。それは海のリハクの娘、トウである。彼女はラオウに想いを寄せており、ラオウの心に残るために命まで捨てた。トウの「ラオウ様…」のカットインで復活は絵になるではないか。
…問題は、当のラオウがトウのことを気にかけてないことである。こんなに絵になるのに。ラオウよ、今からでも遅くないから、ユリアへの横恋慕はやめてトウに乗り換えなさい。はっきり言って、ユリアよりトウの方がはるかに美人だし。