「リンクをさせろ」という要求?

くっぱさんには「何か根本的に勘違いしている」と見受けられる点が多々ありますが、そのうちのひとつが『リンクをする側は「リンクをさせろ」「リンクをすることを納得しろ」という要求をしている』です。

リンクした側の「あなたは私があなたのサイトにリンクをすることを納得しています」という無言の主張に対して
(ウェブそもそも論(の謎×13))

リンクをする側が「リンクをさせろ(リンクをすることを納得しろ)」と要求すること
(ウェブそもそも論(の謎×27))

  • 「リンクをさせろ」「リンクをすることを納得しろ」という要求

…してませんから、そんな要求。
WWWに置かれた文書は誰でも自由にリンクできます。WWWはそのための場所です。相手にリンクをさせろと要求する必要なんてありませんし、相手を納得させる必要もありません。必要ないことをわざわざすることはありません。世の中には必要もないのに「リンクをさせろ」「リンクをすることを納得しろ」という要求をする人がいるという可能性については否定しませんが。
私の場合、リンクする場合に相手の許可を取ることなんてありません。「リンクをさせろ」「リンクをすることを納得しろ」という要求なんて出しません。リンクされた側が「私はリンクされることが嫌だ。私はあなたが私のページをリンクしたことに納得していない。」と言ったとしたら、私としては「ふーん、嫌なんですか、納得していないんですか、そうですか。まあ、あなたが嫌がろうが納得していなかろうが私にはどうでもいいことですけどね。」で終わりです。



で、なんですけど、上記は「その文書がすでにWWWに置かれている」からいえることでして、「WWWに置かれていない文書」なら立場が逆転します。その文書を「WWWに置くか置かないか」は自由です。WWWに置かれていない文書に対して「俺はその文書をリンクしたいんだよ。お前それをWWWに置けよ。」というのは我侭です。相手はそのような命令に従わなければならない理由は何もありません。リンクしたい、WWWに置いてもらいたいなら頭を下げてお願いするか、WWWに置くメリットを提示して、あるいは提供して、WWWに置くように提案しましょう。
ということは、意に染まぬリンクをされた場合に、相手が文句を付けることができない有効な対応方法がひとつあることがわかります。ズバリ「その文書をWWWから削除すること」。それをして、リンクした側にデッドリンクが生じても、リンクした側は文書を削除した側に文句を付けることはできません。デッドリンクが発生するということはリンクした側の文書のクオリティ低下を招きますが、それはリンクした側の自己責任です。自分で処理しなければなりません。もちろん、リンクされた側がそのような方法を採らず、「意に染まぬリンクをされたままWWWに置き続ける」のは自由です。



…それにしても、想定問答集に

  • リンクした側は「あなたは私があなたのサイトにリンクをすることを納得しています」という無言の主張をしている。

そんな主張はしていません。相手が納得しようがしまいが、リンクするのは自由です。

というのを入れておいたのに、あんな発言がでてくるなんて、さすがはくっぱさんです。